社員インタビュー #9

"0から1を作る"設備設計という憧れの仕事。
誇りとやりがいを胸に、成長を追い求める。

M.M

電気設備設計室

2021年入社

「0から1を作る」設備設計という憧れの仕事

中途入社
電気設計室 2021年入社 設計士 M.M

入社のきっかけは、手に職をつけたいという「思い」と業界への「憧れ」

高校の頃の進路選択で建築系か化学系で迷いましたが、物理を専攻していなかったこともあり消去法で化学系の道に進みました。本当は建築系の道に進みたかったという気持ちは胸にしまい、ものづくりに携わりたくて新卒で大手メーカーに就職。しかし、大きな会社だったからこそ自分が考えたものが形になるわけではないという悲しい現実がありました。ある時、「自分の存在価値」を感じられなくなってしまったことをきっかけに転職を決意。
思い返せば幼い頃から建物の設計に興味があり、自分が書いたものが形になっていく「設計」という仕事に魅力を感じていたため、設計者として働ける環境を探しました。自分のスキルを高められる、どんな状況でも自分の力で生き抜ける力をつけたかったのです。
進路選択の頃から胸の奥底にしまっていた建築業界への憧れを叶え、雰囲気の良い会社で安心して働くことができている今に、心から感謝しています。テクノ工営は入社前後でのギャップはなく、雰囲気がとてもよくて安心しました。(笑)

学校や病院、庁舎等の電気設備設計を通して、お客様の要望を形に。

私は仕事を通して、施主の要望が設計を通して形になっていくことに大きなやりがいを感じています。
「建物をどう運用していくか」を詳しく聞き、要望をヒアリングして設計に活かすことはもちろん大事です。しかし、設計は単なる要望の反映ではなく、実際の運用に適した提案をすることが重要だと諸先輩方の働く姿を見て感じました。常に一歩先を見据えて積極的に提案する姿勢で仕事に向き合っています。
例えば、某市庁舎では施主とのコミュニケーションを通じて、どこに防犯カメラを設置すべきかをヒアリングし、その設置方法や配線ルートを考慮した上で提案を行っていきます。検討の優先順位が低くなりがちなのが“配線ルート”。実は施工のしやすさに直結する重要事項です。こういった施工のしやすさまで考えた提案ができるのは我々だからこそ。施主の期待に応えるだけではなく、運用面、施工面、コスト面を考慮した最適な提案をすることが、この仕事の難しさであり、魅力だと思っています!

もっと貪欲に。上司や先輩の、知識や経験を全力で吸収する!

テクノ工営は、分け隔てなく誰とでも話しやすい職場で、雰囲気はとても良いと思います。巷では「アットホーム」な会社がブラックだと言われていますが(笑)正直、弊社はブラック企業とは程遠いものの、アットホームという言葉以外では表しにくいほど、フレンドリーな人ばかりで明るい会社です!
今一緒に物件を担当している上司からは、一緒に仕事をしている中で仕事に対する姿勢や提案の仕方から多くのことを学んでいます。常に先を見越して行動し、施工業者や運用するお客様の立場をしっかりと考慮した提案をされているのを見て、自分もそのようになりたい!と感じています。多くの要素を踏まえての提案は、ただの問題解決にとどまらず、長期的な視野を持った建設的な提案に繋がっています。
過去の物件で様々な経験を積んでおり、その経験に基づいたアドバイスをたくさんくれます。「○○に苦労したから、この部分は慎重に検討しないといけない」といった具体的な指摘をもらえたことで、些細なことでも、丁寧に検討し立ち止まって深堀りしなければならないことに気づかされました。私もこのような視点を大切にし、仕事を進めていきたいと強く思っています。

自分が携わった人生で初めての物件。完成した建物を見た時には、言葉には言い表せない達成感と、設計時の思いが走馬灯のように駆け巡りました。

弊社では、比較的規模の大きい物件の改修・新築設計を担っていますが、私が担当している割合としては、改修:新築=6:4。他の社員より新築物件を若干多めに担当させていただいています。中でも、人生で初めて携わった小中学校の新築物件には、特別な思い入れがあります。
このプロジェクトは、1校の中学校と、5~6校の小学校を統合して一つの校舎を作るというユニークな計画で始まりました。異なる学校が同じ建物内に配置され、1~2階には小学校、3~4階には中学校が設けられる施設となっています。
給食室の設計をするため、厨房を使う方々へのヒアリングを行ったのですが、この時初めて、電気設備設計者として一人でヒアリングに行ったことは強く印象に残っています。この厨房は3か所の出入口からインターホンで呼出しを行うのですが、「どこからの呼出しなのか、チャイム音を変えて区別できるようにしたい」といった要望がありました。コストを抑えてこの要望を叶えられる設備は意外と少なくて、苦労したのを覚えています。
他にも、電気を新たに引いてくる必要があったので電力会社の方と連携したり、学校の使われ方を校長先生を含めた職員の方に話を聞いたり、土日に外部解放する体育館のセキュリティ面について検討したり…最も大変だったのは、小学校と中学校が一緒の校舎であるこの物件ならではの「共用部分のチャイム問題」。図書室や家庭科室など、一部小学生と中学生が共用で使う部屋があったため、チャイムの運用の検討は印象に残っていることのひとつです。メーカーと綿密な話し合いをして、最終的には該当の部屋内に切替えスイッチを設けて、小学校使用時、中学校使用時それぞれで先生が「小学校」または「中学校」にスイッチを切り替える運用にすることで解決しました!
小学校と中学校という年齢層が異なる学校が共存するため、それぞれの施設に必要な設備が適切に配置されるよう細心の注意を払い、無事設計を終えることができました。レアケースな対応が多かった分、立ち上がった建物を見たときに、設計でこだわった部分が走馬灯のように思い出されたあの時の感覚は、今でも鮮明に覚えています。

“0から1を作る”設備設計という仕事には誇りとやりがいを感じます。コミュニケーションを取ることが好きな方には特に向いているはず!

設計した建物が完成していく姿は何にも代えがたいものです!ぜひ、みなさまにもこの達成感を味わってほしいと思います。私は入社前、設備設計事務所に黙々と作業するイメージを持っていましたが、実際入社すると想像以上に人と話す機会が多く驚きました!(笑)コミュニケーションを取ることや、おしゃべりが好きな人にはきっと有利なお仕事だと思います!
私は会社を選ぶ上で「人間関係」も重視していたことのひとつ。でもこれって、求人票をいくら眺めても実際のところわからなくて。そんな中この会社は、面接官が設備設計への思いや、業界の将来性を熱く語ってくれたことや、明るい社内の雰囲気を見学させてもらえたことが好印象でした。私と同じように人間関係に重きを置いて就活している方は、是非一度弊社の体験にいらしていただきたいです!きっと設備設計事務所のイメージが変わるはずです(笑)ご応募をお待ちしています!

休日は、書道という名のデジタルデトックス。集中力が鍛えられます(笑)

休日は、旦那と一緒に書道教室に通っています!今通っている書道教室、実は旦那が小学校の頃に通っていたところで(笑)先生たちはまさかの出戻りに驚いていました(笑)
毛筆ではとめやはらいの課題をひたすらこなし、硬筆では、あ行から順に書き進めやっと50音が終わり、ようやく文章を書かせてもらえるようになりました(笑)
デジタルデトックスの意味も込め、集中して取り組んでいます!