社員インタビュー #8

ゼロから築いた"建築設備設計のキャリア"
技術力でお客様の要望を形にし、次世代を牽引したい。

宮田大知

電気設備設計室

2019年入社

ゼロから築いた建築設備設計のキャリア
技術力でお客様の要望を形にし、次世代を牽引したい。

新卒入社
電気設計室 2019年入社 宮田大知

入社のきっかけは、“自分の趣味”と“建築設備”に共通していた「モノ作り」という魅力。

私は文系出身で、エージェントから紹介を受けるまで、設備設計という職種はおろか業界のこともあまり知りませんでした。ただ、建築設備設計という仕事を知ってからは、建物が完成した際に自分の仕事が形として残る点が魅力的だと感じ、趣味である映像・ゲーム製作に似ているかも!と思い興味を持ち始めました。
業界や仕事は絞らず、どんな仕事も始めたら慣れるだろうと考えていた自分でしたが、就活軸として掲げていた「興味が持てそうな仕事」「アクセスの良さ」「働きやすさ」の3つの条件に合致したのが決め手となりテクノ工営への入社を決めました。
モノ作りを楽しむ気持ちで入社し電気設備設計室に配属となりましたが、身の回りにある電気設備がこういう仕組みで動いていたんだ!と仕事内容と生活の繋がりを実感しながら仕事に向き合えています。正直はじめは電気設備の種類の多さに驚きました。

大学・病院等におけるニーズを形にするプロフェッショナルワーク

日々の仕事では、電気設備設計者として主にお客様(大学や病院など)と打ち合わせを行い、設計内容の検討を行っています。
例えば、施設管理者や医療従事者の方々にヒアリングした内容を元に関係各所と調整しながら設備構成を決定していきます。
病院や研究棟の場合はそれらを利用する方々に、大学の場合は大学の施設の管理課や整備課の担当者に、現在の施設での悩みや、理想形についての要望を聞き、受変電設備(電力供給設備)をどこに設置するか、その構成(非常時に備えた二重構成)などを細かく考えます。また、照明設備についても、部屋の用途に応じた配置や選定を行います。ヒアリングの前後にはメーカーに「お客様がこんな用途でこんな機器を使いたいのですが、なにかおすすめはありますか?」と相談をして様々な案を作りますよ!
設計内容や予算に余裕があれば、より高品質な照明やオプション設備の提案を行うこともあります。例えば、「この部屋をもっと明るくしてほしい」「通信設備として呼び出しボタンやLAN端子を追加したい」などの要望に応じて追加提案をします。このように、より快適な建物環境を提供するために細かい調整を行うことが多いです。
設計業務はただの図面作成だけではなく、顧客の要望を的確に聞き取り、それに応じた最適な設備を提案し、設計図に落とし込んでいく重要な仕事です。特に、大学や病院などの施設では、特殊なニーズに対応した設備の設計が求められ、その調整や提案が大きな役割を担います!

携わった中で特に印象深かった、改修プロジェクトの軌跡

私が携わった物件の中で、特に印象深い3つの物件をご紹介します。
一つ目は、某市の本庁舎航空障害灯改修。某市の庁舎は14階建てで60m以上の高さがあるため航空障害灯を設置する必要がありました。新しい航空法に基づき、LED技術を活用し、設置灯数を減らすことが可能になったため、その改修設計を担いました。周囲に大きな建物がある場合は、重複する一角の明かりを減らすことができるという「特例」を活用してシミュレーションを行い、大阪府にある航空局とのやり取りを重ね、市の職員に最適な設置案を提案しました。このプロジェクトでは普段相談する機会の少ない航空局との調整が必要だったので、珍しい経験でした。
二つ目は、某大学農学部の改修。合計約30,000平方メートルにも及ぶ物件の改修は、5回に分けて行われ、弊社では2・4・5期を担当しました。改修が進むごとにノウハウが蓄積され、前回の反省を活かしてより良い設計がされました。個人的に特に印象的だったのは、実験用のマウスがいる部屋の暗所作業用の照明は、マウスが赤色の光を認識できないことを利用して、赤色灯を使用していることを知ったことでした。設計では、普通のランプのような丸形の赤色灯にせず、細長いテープライトを特注で赤く光らせ防水加工をしたものを導入することでユーザーさんの要望に応えることが出来ました。
最後は、某病院の改修。このプロジェクトは非常に多くの作業が必要で、予算が不足している中、さらに短い設計工期の中で進行しました。無事にプロジェクト完了することが出来ましたが、予算不足、短い工期ということもあり、各所との調整が一番大変だった、という意味で印象に残っています。

お客様の希望を実現する「設計の醍醐味」と予算調整という「挑戦」

お客様に提案した内容が採用されたときや、業務の成果物を提出した際に大きなやりがいを感じます。
お客様から事前に要望を受けシミュレーションした資料をいくつか準備して、満を持してヒアリングに臨みます。その場で複数の案を提案し、実際に採用されたときや、自分の提案が喜ばれた時には大きな達成感を感じます!ヒアリングまでの準備が大変な分、設計の醍醐味を痛感しますね。
また、成果物として図面や内訳書、数量調書、検討資料などをお客様に提出し、承認をもらったときには「無事に終わった…!」と達成感と安堵感を覚えます。さらに、自分が設計した建物が完成し実際にそれを目にしたとき、こだわった部分を見て確認できることで、その気持ちが一層強くなります。
同時に仕事で大変だと感じるのは、お客様の要望を盛り込んで設計した際に金額が予算を超えてしまうことです。予算オーバーした場合は優先度が低いものを削り、図面に×をつけていきます。その時、お客様の要望をすべて叶えたいという気持ちの前に立ちはだかる「予算」という壁にもどかしさを感じますが、この壁に地道に向き合うのも必要な時間だと考えています。

円滑に仕事が進められる「みんなにとって居心地が良い空気」がテクノ工営の強み!

テクノ工営は、たとえ部署が違っても相談や確認がしやすい空気なので、円滑に仕事が進められる環境だと思います。
ふら~っとデスクに行って話をしたり、込み入った内容はしっかりと打ち合わせをしたり…みんなそんな感じで仕事していますね。(笑)そういえばさっきも、来週提出する成果品についてどんな書式で出すのか、違う部署の人にさくっと確認してきました。
上司が毎週進捗や疑問点の相談をできる時間を作ってくれていますが、若手からも積極的に打ち合わせを持ちかけることができる雰囲気だと思います。
例えば最近だと、お客様からいただいたメールの意図が理解できないときに相談したり、忙しくて手が回らなそうな時にはヘルプを出して他の余裕がある方と手分けさせてもらったり。キャパオーバーになる前に相談できる体制は、本当にありがたいなと思います!

理系出身でなくても学びながら活躍できる!生活に身近なこの仕事の魅力を知ってほしい!

設備設計業務は身近なものではないと思いますが、電気・通信・空調・衛生設備ともに生活に必ず必要なものですので、業務を通じてその仕組みや設置されている意図を知ることができて楽しいですよ!私自身がそうですが、テクノ工営では理系でなくても学びながら成長できる環境が整っていると感じます。
蓄積してきたノウハウを活かして、お客様の悩みに対して瞬時に解決策を出すことができる弊社は、お客様からの信頼が厚く技術力の高さを評価していただけていると、日々感じます。
私自身の仕事のテーマは「1日1日を計画的に過ごすこと」!これには、私がメリハリをつけて集中して仕事したいという強い思いがこもっています。テクノ工営は≪忙しい時期は仕方ないけれど余裕がある時期は早く帰ろう!≫という空気が全体に流れている会社です。私のようにダラダラと仕事するのではなくメリハリをつけたい!と思う人にはぴったりだと思います。
私は文系出身なので資格取得条件に達するまでには時間がかかりますが、着実に資格を取得して将来的には若手育成に寄与したいと考えています。仕事の進め方をメインに、一人ひとりに寄り添った指導をする先輩になりたいと思っているので、是非後輩として入社してくれたら嬉しいです。
テクノ工営を選んでくれたら嬉しいですが、どんな道であれみなさんにとって後悔のない就職活動になるよう応援しております!

模型塗装やオンラインゲーム、映画鑑賞に散歩と、多趣味です(笑)

2年ほど前に友人と訪れた量販店で見かけて以来、ガンダムプラモデルにエアブラシなどで色を付ける模型塗装にハマっています。そのための広い空間がほしくてなんと最近引っ越しました。(笑)あとはオンラインゲームや、映画鑑賞、健康を意識して休日は散歩しています。最近見た映画だと「ショーシャンクの空に」が特に良かったです。
メリハリをつけて働くことで、私生活も充実させることができています!