インタビュー #3

全身全霊

自分の軸をぶらさずに
提案し続ける執念に魂を燃やす

葛 旭仁

電気設計室

2022年 入社

入社のきっかけを教えてください。

明るく和やかな事務所内、前向きに仕事に取り組む社員に、
強い衝撃と憧れを抱き、テクノ工営の「社風」の虜になりました。

大学時代に専攻していた空間デザインの中でも、照明プランニングを仕事にしたいと考え、BIMを触って以来設計に興味を持っていたので、電気設備設計職を志すようになりました。
そして会社選びをする際は、成長スピード(=裁量の大きさ)を重視していたので分業化されていないからこそ、上流から下流までトータルの仕事に携わることができる設備設計事務所を志望していました。
数ある会社の中からテクノ工営を選んだ理由は、「社風」の一言に尽きます。
1day仕事体験をさせてもらった時に、事務所の雰囲気がとても明るかったのが印象的で。
打ち合わせや電話をしながら、前向きに、楽しそうに仕事に取り組んでいる社員を見て、私もあんな風に仕事をしたいと思いました。
加えて、テクノ工営の"意匠にもこだわっている実績"と"裁量の大きさ"が魅力的で、他とは一線を画す【圧倒的成長】ができる環境だと感じました。

現在の仕事内容を教えてください。

お客様から聞く、貴重な"現場の声"を、
"電気"を通じて建物に反映する。

代表的な設備でいうと、照明やコンセントがイメージしやすいかと思いますが、それら建築物の電気設備設計をしています。
お客様から依頼を受けて、基本計画→基本設計→実施設計→設計監理までがメインの仕事。
特に私が関わる仕事の中でウエイトが高い「設計」の部分では、お客様へのヒアリングが肝要となります。
例えば病院の設計であればお医者様からは、オペ中にオペ室外とのやり取りをどのように行うか等、こだわりがある場合もあるので、詳しく要望を聞いたり、厨房で働く方々からは、清潔な環境で病院食を作るための更衣室や手洗い、靴を履き替える場所などの要望を聞いたりした上で、設備のプロとして提案をする時には、少なからずコンサルの要素を感じますね。
自分が受け身だと、お客様にとっても良いものはできないので、ベストな提案ができるよう全身全霊で向き合っています。
さらに、私は入社して日が浅いので専門知識を覚えることにも邁進しています。
電気設備にはどういう設備があるのか、その設備にはどんな機器があるのか、その機器にはどんな役目があるのか、その補器類にはどういうものがあるか、各メーカーどんな商品があるのか・・などなど、メーカーから助けを借りつつ、より良い提案をするために実務をこなしながら、日々知識をアップデートしています。

仕事のやりがいを教えてください。

規模が大きい分、竣工時の達成感は計り知れない。
自分の軸をぶらさずに提案し続ける執念に魂を燃やす。

弊社で設計している物件は、大学施設と医療福祉施設が多くの割合を占めており、確実に世の中の役に立つ建物を設計できることがやりがいだと感じます。
【照明デザインにこだわった提案をする】という自分の軸をぶらさずに。「照明にこだわりたい!」とお客様に思ってもらえる日まで、諦めずに提案しつづけたいです。

特に印象に残っている案件を教えてください。

お客様とメーカーとの橋渡しとなり
難しい条件をクリアできた時に感じた大きな達成感の中には、想像をはるかに超える感動がありました。

放射線を扱う大学実験施設の設計でのこと。正方形の部屋の中に放射線機器を入れ、そこで成果発表等で使う映像の撮影をしたいから、照明や天井、壁、照明スイッチなど、部屋のすべてを緑色(グリーンバック)にして、さらに部屋をできるだけ明るくできないか?という相談をいただきました。
もちろん標準装備が緑色の照明は存在しないため、メーカーに相談したところ「緑色に塗装することで、機器が故障する原因となる可能性があるからおすすめはできない」というデメリットが伝えられました。
それを受けて、照明を塗装する「以外」で照明の出力を大きくできるような案として、通常、壁から下に向けて光るように設置されている投光器を上に向けて照射することで、天井や壁から光が跳ね返り、間接照明のように部屋全体が明るくなるような設計を提案しました。
そうすることで、照明と天井を近づけ、撮影に映らない壁の上部に照明を設置できるため、メーカーから聞いた照明の塗装によるデメリットを避けつつ、お客様からの「撮影で映る箇所をグリーンバックにしたい」という要望に応えることができました。
これは、天井に近い部分は撮影に映らないというアイデアを活かして当初お客様からいただいていた要望をアレンジする形で提案できたのでこの仕事の難しさと面白さを痛感しました。

テクノ工営で実現したいことはありますか?

恵まれた環境を活かして、夢は母校の設計をすること。
積極的な資格取得で市場価値の高い人間になり、会社に還元したい。

弊社には、自身の母校を設計している社員が多くおり、私の同期は入社1年目の時から母校の担当をしていました。
積極的に手を上げれば、タイミング次第で、チャレンジしたい案件にアサインしてもらえるという贅沢な環境に感謝して、近い将来、母校の設計に携わりたいと考えています。
さらに、キャリアプランというより目標に近いですが‥設備設計一級建築士の資格を取りたいと考えています。
その資格を取れば、業界内では「建築設備設計のプロフェッショナル」という認識なので、日々勉強を怠ることなく、テクノ工営で一生懸命働き、市場価値の高い人間になりたいと思っています!
弊社は、報奨金制度をはじめとして若手の資格取得に大変理解があり、応援してくれます。
ちなみに私が資格取得のための学校に通っている際には、授業の時間に考慮して、定時前に帰らせてもらっていた時期もあるくらい、時間的優遇までしてもらえたのはありがたかったですね。

先輩や上司のフォロー体制について教えてください。

丁寧に寄り添ってくれるOJT制度。
自分の可能性をフルに広げてくれる上司の優しさに応えたい。

研修については基本OJTのため、分からないことは自分から積極的に訊ねることが大切だと考えています。
訊ねたことに対してはとても丁寧に教えてもらえますが、自分なりにそれを咀嚼した上で、まだ分からない場合は「分かるまで聞く」ことを徹底しています。
嫌な顔をする社員は誰一人いませんし、むしろ全力で向き合ってくれます。
先輩や上司が、新人のことを思いやってくれているからこそ、縦の風通しが良いと感じるのかもしれません。
そして、徐々に具体的な指示は与えられなくなっていきますが、その分信用してもらえていると感じ嬉しくなりますし、「自分の思うように設計してみなさい」というメッセージだと感じています。
そうして行った設計の意図を、上司は汲み取ってくれますし、客先での説明等フォローもしてくれます。
上司が図面を細かくチェックしてくれるフォロー体制も、心強く感じています。

会社の雰囲気について教えてください。

様々な部署・レイヤーの社員が同じ空間で働く環境こそが、
仕事のしやすさとクオリティの高い提案に繋がる。

弊社では、機械設備設計の部署と、電気設備設計の部署が一つの空間で仕事をしていて、ちょっとした相談も顔を合わせて行うので、横の風通しが良いと感じています。
部署は違えど一緒の物件を進めている仲間なので、蜜なコミュニケーションを取る必要がある中、歩いて直接話をできる空間はとてもやりやすいです。
自分が就活をしている時、こういった構成の会社は珍しいと聞きました。
また、社長室が存在しないので同じ空間で社長が仕事をしており、管理職も全員物件を担当していて、プレイヤーとしてバリバリ働いています。
そういった空間なので、もちろん縦の風通しも良いと感じています。

学生の皆様に向けて、メッセージをお願いします。

快適な生活を支える仕事には、大きなやりがいがあります。
のびのびと自由に働けるテクノ工営で、お待ちしています!

建築電気設備の設計はかなりニッチな分野だと感じるかもしれませんが、それがなければ、到底快適と言える生活はできません。
その快適な生活に必要不可欠な「建築電気設備」に少しでも興味があれば、是非リアルなテクノ工営を体験しに来てください!

私の場合内々定をもらってからアルバイトとして勤務していたのですが、その期間も含めて、ミスマッチはありません。
むしろ、アルバイトではなく社員として、同じ次元で先輩社員の方々と働くようになってからは、はるかに大きな尊敬の念が生まれました。

テクノ工営は、学生に対して「リアルな環境で会える機会」を作ってくれる会社です。
それは、仕事内容にも社風にも自信があるからですし、入社後ギャップをできるだけ少なくしたいという想いからだと思っています。
「若手らしく勢いがあればのびのびと自由にやらせてもらえる」会社なので、元気の良い人が来てくれたら嬉しいです!一緒に働けることを楽しみにしています!